約 6,025,995 件
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/252.html
【名前】チンク 【出典】魔法少女リリカルなのはStrikerS 【声優】井上麻里奈(「魔法少女リリカルなのはStrikerS」のエリオ・モンディアル、ウェンディ) 【種族】戦闘機人 【性別】女性 【年齢】外見年齢11歳(稼働歴はクワットロ[10年]より若干長い) 【外見】 銀髪で小柄な体格。右目に眼帯。 【性格】 冷徹な姿勢を見せるも、落ち着いた性格で姉妹達の面倒見も良い。 【原作での設定】 スカリエッティによって作られた、5番目の戦闘機人。 【面識のある参加者】 名前 呼び名 関係 高町なのは(sts) - スカリエッティの敵 フェイト・T・ハラオウン(sts) - スカリエッティの敵 八神はやて(sts) - スカリエッティの敵 ユーノ・スクライア - スカリエッティの敵 クロノ・ハラオウン - スカリエッティの敵 シグナム - スカリエッティの敵 ヴィータ - スカリエッティの敵 シャマル - スカリエッティの敵 ザフィーラ - スカリエッティの敵 スバル・ナカジマ ゼロセカンド 捕獲対象 ティアナ・ランスター - スカリエッティの敵 エリオ・モンディアル - スカリエッティの敵 キャロ・ル・ルシエ - スカリエッティの敵 ギンガ・ナカジマ ゼロファースト、ファースト 捕獲対象 ルーテシア・アルピーノ (このロアでは)ルーテシアお嬢様、お嬢様 仲間 ヴィヴィオ - 聖王のゆりかごの起動キー ゼスト・グランガイツ - 仲間 クアットロ クアットロ 仲間 ディエチ ディエチ 仲間 【技能・能力】 能力名 内容 ランブルデトネイター チンクの持つ先天固有技能。一定時間手で触れた金属にエネルギーを付与し、爆発物に変化させる能力。
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1334.html
それにしても……。 「提督、いくら連れの『あの人』がいたからって、あんな無防備なことで良いのかな」 「なのはさん?」 「いえ、ヤン提督って、結構有名な人ですから、色々狙う人たちがいて……」 「へえ、何となく察してはいましたが、……成る程」 相づちをうつクロ。 「だから、本当は護衛の人がついてなきゃいけないんだけど……」 訝しむなのは。 《マスター》 「何、レイジングハート」 《上空から通信です》 「えッ、上から? 誰だろう……」 《マスターもよく知っている存在です。IFFの確認も完了しています》 「……解った、読んでみて」 RHは、その謎の通信文を読み上げた。 〈This is B‐1 Wonder is not verified within radius 200 meters Mission CMPL RTB〉 「……成る程、ね」 「なのはさん?」 「どうやら、頼もしい護衛が、遙か上空にもいたみたいですね」 そうして、なのはは空を見上げ、肩をすくめた。 「ちょっと気まぐれな天かける妖精の女王、『メイヴ』がね」 「へえ、妖精の女王様の加護、ですか。少々気まぐれでも、それは結構頼もしい護衛かも知れませんね……」 そう言って、帽子の鍔をめくりつつ、クロも見上げる。 あの一筋の飛行機雲は、その形を徐々に崩し始めていた――。 「お疲れ様です、深井大尉」 『棺担ぎのクロ。リリカル旅話』 インターミッション1・CMPL 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/4939.html
autolink NA/W12-111 カード名:ヴィヴィオ&アインハルト&キリエ カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:1 コスト:1 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《オッドアイ》? 【起】● 助太刀2000 レベル1[① 手札のこのカードを控え室に置く](あなたはフロントアタックされている自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2000) ヴィヴィオ・アインハルト「「セーーット! アーーーップ!」」 レアリティ:PR illust.藤真拓哉 PSPソフト「リリカルなのはPORTABLE THE GEARS OF DESTINY」予約特典 普通の助太刀。強いてあげれば《オッドアイ》?を持つことぐらいか。 また、カードナンバーが-THE GEARS OF DESTINY-と同じ111である。 ゲーム発売よりかなり前から作られる事が決まっていたプロモであるため、開発段階で存在が忘れられていたのかもしれない。
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/679.html
ウイングロードで突っ走った先にあるのは、狙撃型オートスフィア。 遠くからさんざ撃たれまくったけれど、 ティアの幻術が道を拓いて、やっとあたしの射程内。 半年に一度のBランク昇格試験、ここで落とせば、また半年後。 あたしだけじゃない、ティアの夢が、こんなところでつまづくのなら。 足をくじいたティアを放って、あたしだけがゴールするくらいなら。 そんな未来は、握った拳でぶち砕く。 あの日、あの時、あの人が、あたしにそうしてくれたように。 そして、もう二度と、守れないことのないように。 神 聖 破 撃 ディバイン・バスター 魔力球、形成! 振り抜く右のリボルバーナックルで殴打、衝撃波、発生! 敵の攻撃全部はね飛ばし、無理矢理に隙をこじ開ける。 分厚い天井をぶち抜いて生きる道を創ってくれた、あの人の魔法。 間髪入れずにウイングロード、展開! ローラーブーツ、最大加速! 作った道は、あたし自身で駆け上って、極めるんだ! 右の振り抜きざま、左の素拳に込められた力は、 踏み出した足と同時に、真正面の『未来』にめり込む。 「 因 果 (いんが)!」 あの日の空に 見つけた憧れ あたしは あたしの なりたいあたしに なる ! 魔法少女リリカルなのはStrikerS 因果 第九話『二人(前編)』 「因果だってよ、覚悟くん」 「否、あれはディバインバスターなり」 照れなくてもいいのに。 少し嬉しそうで、少し哀しそうな顔をしている覚悟くん。 やっぱり、一度は生命を助けた子だから、 わざわざ戦いの場に戻ってくるのを止めたい本音もやっぱりあって。 でも、あのとき、あの子を助けた魔法の名前を受け継いで、 誰かを助ける仕事を望んでくれた…伝わる思いも、うれしくて。 また映像に目を移したら、ティアナちゃんを背負ったスバルちゃんが、 制限時間ぎりぎり、全速力でゴールに突っ込んでくるところ。 合格は間違いなしだった。 満点はあげられないけど、見せてくれた奮戦と結果は、納得するには充分すぎる。 そんな、感激の目で見ていたから、あやうく気づかないところだったけど。 「危険だ」 「…まずいね」 ヘリから一緒に飛び降りた。 このままじゃ二人とも、ゴールの先にある瓦礫に正面衝突だから。 最後の最後でこんなミス…危険行為の減点は大きいけれど、 今はそんなこと、気にしている場合じゃない。 覚悟くんは覚悟くんらしく、正面から二人を受け止めきるつもりみたい。 だったらわたしはその後ろからアクティブガードで、さらにやさしく受け止める。 誰も痛くないように…そう、思っていたんだけど。 スバルちゃんのとった行動は、覚悟くんの予想も、わたしの予想も超えていたんだ。 わたし達が受け止める体勢をとるよりも前に、スバルちゃんは、ティアナちゃんをお姫様抱っこして。 …自分で、仰向けに転んだんだ。 「んんうううぅぅぅぅぅぅッ!」 歯をくいしばりながら、背中でアスファルトを滑ってゴールを通過。 ティアナを上に載せたまま、平手を地面についてブレーキ。 わたしと覚悟くんよりはるかに前の地点で、速度を完璧に殺して止まった。 正直、言葉もなかったよ。 だって… 「…ゴール、だよ、ティア」 「っの馬鹿ぁ!」 バリアジャケットの上着は摩耗しきって消滅して、 肩とか背中とか、こすった後が一直線に赤く残ってる…地面に。 痛い、痛いよ。 これは痛い、見てるだけで。 「なんてこと、なんてことしてんのよ! あんた…あんた、正気ぃ?」 泣きそうな顔で胸ぐらを掴み上げてるティアナちゃんに、 スバルちゃんは少し笑って答えてた。 血みどろの背中に、全然気づいてないみたいに。 「その…ティアが、足、怪我してるから。 これで、公平かなって…」 「馬鹿言ってんじゃないわよ、なにが公平よぉ」 「それより、間に合ったよ、制限時間内に、ゴールできたみたい」 「んなの、どうでもいいわよっ、いくら、あんたが…」 覚悟くんが近づく。 わたしも近づく。 二人とも、それに気がついて、こっちを見た。 試験の結果は、今は二の次。 言ってあげなくちゃいけないことができたけど、 それは覚悟くんがやってくれそうだったんで、わたしは止まって待っている。 少しぼんやりした顔のスバルちゃんの正面に立つと、覚悟くんは。 「馬鹿者! 己が身を大事にせよ!」 開口一番で怒鳴りつけてくれた。 思わずきつく目を閉じるスバルちゃんに、かまわず続けていく。 「父と母より受け継ぎし玉身(からだ)。 昇格試験ごときで、粗末に扱ってはならぬ」 「…ごとき、じゃ、ないです」 だけど、ここでまた。 「ティアの夢が、かかっているんです。 ここでダメにしちゃったら、また半年先になるから。 半年も遅れちゃうから、だから…」 スバルちゃんは、明確に反論してきたんだ。 この試験には、これだけのケガをわざわざしてまで受かる意味があるって。 それは友達の夢を守ることなんだ、って。 そう聞かされた覚悟くんは、少し、むずかしい顔をしてから。 「その意気やよし」 「…わっ?」 「よくぞ、これほどになってまで守り抜いた」 脱いだ機動六課のジャケットを、スバルちゃんの背に放り投げるようにかけた。 当然だけど、覆い隠された傷口の部分から、すぐに血で汚れていく。 「だが、できるだけ自ら傷を負うことは避けよ。 おまえの友も喜ばぬ」 目配せされたティアナちゃんも、一瞬遅れて弱々しくうなずいた。 覚悟くんは満足するようにここから立ち去ろうとして、 その背中をまた呼び止められる。 「あ、あのっ、これ、上着」 「医務室で処置を受けて後、返しに来るがいい」 「でも、血で…」 「おれもあの時、きみの服をおれの血で汚したはず。 これにて公平!」 「…………」 あとは覚悟くん、振り返りもしなかった。 これからは、守るべき誰かじゃない。 一緒に戦っていく後輩になる。 覚悟くんに言わせてみれば、スバルちゃんは生命の恩人で。 スバルちゃんがいなければ、火事の中、一人で力尽きていて。 そんな子を戦わせるのはやっぱり嫌って本音は、きっと、どうにもならない。 でも、そんな覚悟くんだから、わたしはすっごく期待してる。 絶対に死なせたくなくて、その上、スバルちゃんの戦う意志が揺るがないなら。 覚悟くんは、スバルちゃんにティアナちゃん、それとまだ来ていない二人にも、 育てるために全身全霊を尽くしてくれる。 これは確信かな。 その後、試験が終わった二人に、すぐ機動六課の話を持ちかけた。 二人が出会った、あの怪人の背後関係を今は追っているって説明した。 だから多分、他よりも、ずっと危険で血なまぐさい仕事を請け負うことになるよ、って。 断りたければ、断ってもいい。 二人にはその権利があるから、って。 …答えはね、ふたつ返事だったよ。 これからよろしくね。 スバル、ティア。 わたしも、二人を絶対、死なせたりしないから。 スバル・ナカジマ、およびティアナ・ランスター。 この二名は良し。 だが、もう二名はどうか? エリオ・モンディアル、およびキャロ・ル・ルシエ。 魔導の素質すぐれたるフェイトの養子二人。 スバルとティアナが今回の試験にて勝ち取った陸士Bランクを、 エリオなる少年、すでに保有しているも、それだけでは信用できぬ。 精神(こころ)伴わぬ戦闘力は危うき候。 たとえるならば、嵐に揺らるるいかだの上、樽に詰まったニトログリセリンに同じ。 保有する大破壊力、正しく扱えねば自らを滅ぼす。 これ父、朧(おぼろ)の教えなり。 ゆえにおれは問わねばならぬ。 両名の、戦士としての了見を。 別にフェイトを信じぬわけではないが、こればかりは拳を突き合わせねばわかるまい。 両名を機動六課官舎に呼びつけて早々、おれは模擬戦を申し込んだ。 むろん、フェイトが立ち会う。 養子二人がこれより志望するは、殺意うずまく戦場なれば、 むざむざ死にに行かせるを承知するわけもなし。 ただ、これだけを言って、この模擬戦を許したのだ。 「私は信じてるよ。 二人の持ってる、ゆずれないもの」 「その言葉、覚えたぞ」 模擬戦場には、基礎的に廃墟を設定。 高速道路跡上にて、おれと両名は向かい合っている。 紅の少年と、桃色の少女。 まだ年端もいかぬ子供… とはいえ、おれとて十歳にして零式鉄球をこの身に埋め込んでいるのだ。 そして、さらには。 あの高町なのはも、フェイト・テスタロッサ・ハラウオンも… はやてまで、十歳に届かずして実戦に身を投じているという。 すなわち、身体未成熟であろうが、面影に幼さ残っていようが、あそこにあるは未知の敵。 いささかなりとも、あなどる気は無し! 「正調零式防衛術(せいちょう ぜろしきぼうえいじゅつ)、葉隠覚悟…参る!」 「…エリオ・モンディアルと、ストラーダ!」 「う、あ、あの…」 紅の少年、エリオは槍を掲げて返礼したが、 少女は気後れしきって何も言わぬ。 早くも底が知れたか? そのようなわけはあるまい。 「名乗れ! 戦う前から気迫に呑まれてどうする!」 一喝。 これでひるんでしまうならば、戦場に立つ資格なし。 だがそこで、傍らにいたエリオ、少女の背を軽く叩き、 振り向く少女に目を合わせ…うなずく。 そして再び、槍をこちらに構え、突き出す。 宣戦布告、確かに見たり。 少女もまた、気合いを入れ直し、今度こそ名乗った。 「召喚師、キャロ・ル・ルシエ! フリードリヒと、ケリュケイオン!」 エリオから多少の力をもらったか。 それも良し。 少女、キャロの背に隠れていた竜、フリードリヒも姿を現わし、開幕準備完了。 「…来い!」 戦士の礼にて、相手つかまつる! 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/502.html
高町なのは 10 25 飢えた獣と魔法少女 ◆KZj7PmTWPo 53 approaching! ◆XnCOMfEOg 76 「夢を見ていました」 ◆LXe12sNRSs 117 Salamander (山椒魚) ◆B0yhIEaBOI 150 暴走、そして再会なの! ◆lbhhgwAtQE 172 契約しよう ◆M91lMaewe6 186 THE TOWER~ 塔 ◆TIZOS1Jprc 190 魔法のジュエル ほしいものは ◆C1.qFoQXNw 207 「ゼロのルイズ」(前編)「ゼロのルイズ」(後編) ◆LXe12sNRSs 215 なまえをよんで Make a Little Wish(前編)なまえをよんで Make a Little Wish(後編) ◆2kGkudiwr6 フェイト・テスタロッサ(フェイト・T・ハラオウン) 29 27 Fact or Fiction? ◆QcxMJGacAM 41 経験過多、経験不足 ◆Bj..N9O6jQ 59 「友達だ」 ◆LXe12sNRSs 78 死と少女と ◆TIZOS1Jprc 110 -目的- -選択- -未来- ◆wlyXYPQOyA 113 触らぬタチコマに祟り無し Flying tank ◆5VEHREaaO2 159 黒い死神、赤いあくま、そして銀の殺人人形 ◆2kGkudiwr6 165 Boys don t cry ◆TIZOS1Jprc 173 ぶっ飛ばせ! レヴェッカさん ◆lbhhgwAtQE 189 鉄の鎧纏った僕を動かしてく Going on ◆q/26xrKjWg 207 「ゼロのルイズ」(前編)「ゼロのルイズ」(後編) ◆LXe12sNRSs 215 なまえをよんで Make a Little Wish(前編)なまえをよんで Make a Little Wish(後編) ◆2kGkudiwr6 219 転んだり迷ったりするけれど ◆q/26xrKjWg 233 破滅と勇気と ◆TIZOS1Jprc 239 もう一度/もう二度と――なまえをよんで/なまえはよばない ◆LXe12sNRSs 250 自由のトビラ開いてく ◆lbhhgwAtQE 261 「ゲインとゲイナー」(前編)「ゲインとゲイナー」(後編) ◆LXe12sNRSs 270 FATE ◆lbhhgwAtQE 273 銃撃女ラジカルレヴィさん(前編)銃撃女ラジカルレヴィさん(後編) ◆2kGkudiwr6 274 陽が昇る(前編)陽が昇る(後編) ◆S8pgx99zVs 279 SUPER GENERATION(前編)SUPER GENERATION(中編)SUPER GENERATION(後編) ◆LXe12sNRSs 281 夜天舞う星と雷 ◆A.IptJ40P. 285 LIVE THROUGH(前編)LIVE THROUGH(後編) ◆TIZOS1Jprc 289 静謐な病院Ⅱ ~それぞれの胸の誓い~ (前編)静謐な病院Ⅱ ~それぞれの胸の誓い~ (後編) ◆lbhhgwAtQE 291 「射手座の日を越えていけ」(前編)「射手座の日を越えていけ」(後編) ◆LXe12sNRSs 293 陽が落ちる(1)陽が落ちる(2)陽が落ちる(3)陽が落ちる(4)陽が落ちる(5) ◆S8pgx99zVs 295 夜の始まり、旅の始まり -Fate-きらめく涙は星に -Raising Heart-消えずに残るモノ、蘇ったモノ -Eternal Blaze- ◆2kGkudiwr6 298 GAMEOVER(1)GAMEOVER(2)GAMEOVER(3)GAMEOVER(4)GAMEOVER(5) ◆S8pgx99zVs 307 私は笑顔でいます、元気です______________ ◆q/26xrKjWg 八神はやて 2 (4) 35 静謐な病院 ◆CFbj666Xrw 61 神父 アレクサンド・アンデルセン ◆S8pgx99zVs (88) 嘘と誤解と間違いと ◆CSROPR1gog (95) Is he a knight? ◆FbVNUaeKtI シグナム 14(15) 30 薔薇の風 ◆Bj..N9O6jQ 72 最悪の軌跡 ◆CFbj666Xrw 88 嘘と誤解と間違いと ◆CSROPR1gog 91 「すべての不義に鉄槌を」 ◆LXe12sNRSs 111 最悪をも下回る ◆q/26xrKjWg 125 D-3ブリッヂの死闘 ◆lbhhgwAtQE 140 死闘の果てに ◆q/26xrKjWg 148 Standin by your side! ◆KpW6w58KSs 170 ――は貴方の/あたしの中にいる ◆q/26xrKjWg 199 時は戻せなくても ◆2kGkudiwr6 210 永遠の炎 ◆q/26xrKjWg 228 ここがいわゆる正念場(前編)ここがいわゆる正念場(後編) ◆lbhhgwAtQE 229 Take a good speed. ◆q/26xrKjWg 244 のこされたもの(相棒)のこされたもの(狂戦士) ◆WwHdPG9VGI (295) 夜の始まり、旅の始まり -Fate-きらめく涙は星に -Raising Heart-消えずに残るモノ、蘇ったモノ -Eternal Blaze- ◆2kGkudiwr6 ヴィータ 10(11) 26 鋼鉄の咆哮 ◆XkQ1qdE.bE 66 悲劇 ◆wlyXYPQOyA 104 東天の緋 ◆79697giSSk 134 歩みの果てには ◆q/26xrKjWg 143 一人は何だか寂しいね、だから ◆lbhhgwAtQE 148 Standin by your side! ◆KpW6w58KSs 154 峰不二子の動揺 ◆pKH1mSw/N6 170 ――は貴方の/あたしの中にいる ◆q/26xrKjWg 182 白地図に赤を入れ ◆wuueI8w6Lw 191 避けてゆけぬBattlefieldこれがあたし達の全力全開 ◆2kGkudiwr6 (295) 夜の始まり、旅の始まり -Fate-きらめく涙は星に -Raising Heart-消えずに残るモノ、蘇ったモノ -Eternal Blaze- ◆2kGkudiwr6
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/269.html
【名前】クロノ・ハラオウン 【出典】リリカルTRIGUNA S 【声優】高橋美佳子(「魔法少女リリカルなのはStrikerS」のキャロ・ル・ルシエ) 【種族】人間 【性別】男性 【年齢】歳 【外見】 【性格】 【原作での設定】 【面識のある参加者】 名前 呼び名 関係 [[]] 【技能・能力】 能力名 内容
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1391.html
魔法少女リリカルなのはSTS OF HUNTER 第六話「過去」 ガノトトスを討伐後、俺達はモニターに写る避難所の惨劇を目にした。 その映像を見る前に起こった強すぎる通り雨。他の皆は何も感じていないようだった。 しかし俺は違和感を感じた。 もしその違和感が…古龍の首都への襲撃が実際に起こるとするならば、どうすればいいのだろう。 戦闘などの問題ではない。明らかに戦場は街になる。 そうすれば、必ず誰かの命が絶たれ、多くの人が悲しむ。 そう考えると、どうしようもなくて、切なくて。 でも、俺は戦わなくちゃならない。刻はこっちの都合なんて考えちゃくれない。 だったらできることに全力を尽くすべき…なのだろうか。 なぁ、答えてくれよ。お前はいつだって俺のわがままや相談に笑顔で付き合ってくれたじゃねぇか。 …握ったペンダントは何も答えず、中に入った写真に写る男性の笑顔が見えるだけ。 「…古龍やて?」 「あぁ、あの避難所襲撃、そして強すぎる通り雨。憶測だが古龍がいる。」 機動六課宿舎の広間に機動六課メンバー、そしてハンター組が揃い、全員の前でジェイが話している。 表情は当たり前ではあるが穏やかではなく、非常に険しい。スバルが恐る恐る手を上げて質問。 「あの…そもそも古龍って何なんですか?」 ジェイは顎に手を添え、どう答えるべきかを考える。正直古龍についてはジェイもよく知らない。 「強いて言うなら…古代より生きる、あらゆる生態系から逸脱した圧倒的な存在。その全てが驚異的な生命力と長寿性をもち、 他の生物に比べ特異で超常的な能力を身につけている。…としか。」 こう説明するしかなった。古龍はジェイ達が生まれる約何千年前から生きているという話がある。ジェイ自身もそれを知っているし、今まで対峙した 古龍はどれも「ありえない」力を持っていた。そしてその存在自体が天災と呼ばれているものもいた。 ジェイはポーチからドサリと分厚い本を取り出して数枚めくり、あるページで止まる。 「こいつが古龍の代表格だ。さっき言った理由も十分通用する。」 次に口を開いたのはエリオだ。その古龍の絵を指差して質問。 「この龍…通り雨を起こすほどの力を持っているんですか?」 「もちろんだ。こいつがいるだけでその地域はひどい雨になる。下手すれば洪水でも起こるんじゃないかというほどにな。」 あたりにどよめきが起こる。魔力もなしで自然現象を起こすなんて聞いたことも無い。しかしその古龍と会った男が目の前にいる。 そうすると無理やりだが信じるしかない。 「ところで…この古龍の名前は?」 「風翔龍『クシャルダオラ』。風翔龍って名がついてる通り、自由に風を起こすことができる。狩ったことは何回もあるが…、 今でもアイツの相手は必要以上にしたくないな。」 「同感だ。私も風に何回も吹き飛ばされた。」 「右に同じ。」 ジェイの言葉にドクとゼクウも同意する。 「だが…狩るしかない。これ以上犠牲者を出さないためにもな。あとは…フォワード陣、前に出ろ。」 くい、と指を曲げるとフォワード陣と隊長陣が前に出てくる。皆表情には緊張が走る。ジェイは皆の顔を見回してまた何かを考える。 一人大きく頷くと目を開いて口を開ける。 「今回も俺達のジンクスに従って四人行動で行きたいところだが…この際ジンクスなんてどうでもいい。次に襲撃する場所も避難所…もしくはここみたいな 人が密集する地区になるだろう。施設を援護するメンバーとヤツを叩くメンバーと分けて行動した方がいいと思う。」 ジンクス…それは四人以上で狩りに行くと仲間を失うというものだ。ジェイ達は半信半疑。だがここはミッドチルダ。そんなジンクスはない。 持ち込んでしまったが今回ばかりは話は別だ。一秒でも早くクシャルダオラを討伐して被害を最小限に抑える。 「今雨は降っていないから…装備をしてしばらく待機という形でええかな?」 そしてはやての号令とともに解散。フォワード陣は装備を整え決戦に挑む。 「ジェイ…さん?」 そして一人、青年の違和感に気がついていた。 数時間後、ジェイは屋上に来ていた。屋上に来てからずっと空を睨んでいる。 装備はいつもと同じのアカムトシリーズ。武器は龍刀【朧火】。しばらくすると隣に純白のバリアジャケットに身を包み、赤い宝石をはめた杖を持った女性が近づく。 「…なのはか。」 「うん。」 会話が止まり、沈黙が流れる。ジェイは空から視線を外そうとはしない。なのはは何も言わず座り、同じように空を眺めた。 蒼。雨などどう見ても降りそうにはない。しかし二人は空を見つめる。片方は睨んでいると言った方がいいのだろうが。 「ねぇ、ジェイさん。」 なのはの言葉にやっとジェイは空から視線を逸らしなのはの横顔を見つめ、なのはも視線をジェイの顔に移す。 表情は曇っていて、見てるとつい言葉を詰まらせてしまう。ジェイはそんな表情を何故か見ていられなくなった。 「何か、あったの?」 「何って…。何も無いさ。」 それでもなのははジェイのことをじっと見つめてくる。笑顔でごまかそうとするがどうしても顔が引きつる。 そんなジェイを見てなのははジェイの手の甲に自分の手を乗せてくる。鎧を着けているはずなのに何故か感じるぬくもりが気持ちよかった。 「お話…聞かせて?」 ふぅ、とため息をついた。こうなるともう止めても無駄だろうな。というのをわかってしまったからである。 引きつった笑顔だった彼が突然少し暗い表情になる。 「なんだろうな。どこから説明してやればいいのか…。」 ジェイは胸にかけていた金色のペンダントを取り出す。金色とは言っても泥がこびり付き、もはや土色といったほうがいい位に錆びて、色あせていた。 横の突き出した部分を押すと勢いよく開き、中に入っていた写真には若い頃のジェイの姿と、隣に並ぶ黒髪の男性の姿。 彼は淡々と、不安そうな彼女に『お話を聞かせた』。 「簡単でいいか?」 「え…うん。」 「わかった。」 ペンダントを閉じてギュッと握り締めた。 「あいつとの戦いの中で仲間を一人失ってな、あれ以来クシャルダオラと相手するとどうにもやりきれなくてさ。」 「…え?」 なのはは自分の耳を疑った。今ジェイさんはなんていった?「仲間を失った。」そんなあっさりと言えることなのか。 少し考えてからジェイのほうに顔を向けると今度は自分の目を疑った。 泣いている。涙を零すジェイの顔。大量の涙が頬をつたう。 その時なのはは理解した。「あぁ、聞いちゃいけないことを聞いてしまったんだ。」と。 「あの…ジェイさん、ごめんなさい…あの…。」 「いや…いい…しかしどうしても…感情っていうのは抑えられないもんなんだな…。」 涙をさっさと拭いていつもの笑顔に戻るジェイ。あきらかに無理をしている。 今でも思い出す。あの戦友のことを。風翔龍とともに爆風の中に消えていったあの友のことを。 「クソッ!小タル爆弾はなくなっちまった!どうやってあいつを…クシャルダオラを倒せるんだ!」 「心配しなくていい。ジェイ、大タルG、まだあるよね?」 「あ…あぁ、でも何を…。」 「貸して。」 「うん、っておい!何を!」 「問題ない。人生最後の遊び心さ。」 「やめろ!それだけはやめろ!リタイアしよう!戻って来い!」 「リタイアしたらここ…ドンドルマはどうする!俺がやらなきゃ誰がやる?」 「やめてくれ!いかないでくれぇ!」 「先にいって、待ってるよ。なに、焦らなくてもいいさ。ゆっくりと、ね。」 「クライドォォォォォォォォォォォッ!!」 「…ジ……ん!ジェイさん!!」 「あ…あぁ、すまない。」 「やっぱり…私…。」 回想から戻ったジェイは先ず、目の前で自分の行為のせいで古傷を抉ってしまったと表情を暗くする女性をどうやってまた明るくするか。 それを考えてみたのだが言葉が思いつかない。その様子を見ていたなのははジェイの頬に自分の手を添えた。 「…?」 「どういったらわからないけど…死なせない…。私も…死なない。もし何かあったら、今度は私が守ってあげるから。」 それは単なる願いをこめた言葉だったが今のジェイには何故かその言葉が心に染み渡り、温かさをかみ締めた。 「はは…逆の立場になっちまうな。よろしく頼むよ。」 「にゃははは…。」 「ちょっと情けなくてお節介なお兄さんだけど…な。さて、行こうか。」 ジェイは「らしくないことをしたな」と呟きながら頬を掻き、手を離すとまた兜を被ると立ち上がる。 屋上のドアを開け、なのはとともに屋上から去る。それからは何故かお互い沈黙を保ったままだった。 ふと窓から空を見ると暗雲が立ち込めて一筋の稲妻が落ちると同時に雨が降り始めた。 二人は確信する ――――来た。 そして向かい側のビルの上に立つ影を見て二人は凍りつく。 風翔龍、クシャルダオラがまっすぐとこちらを睨んでいる。視点を変えることなく、ただ二人に目を向けて。 「ガァァァァァァァァァッ!!」 数秒、二本足で立って耳がつんざくほどの咆哮を響かせて地面に降り立つ。しかし破壊行為をするどころか門の前でただじっと待っているのだ。 まるで自分達を待っているかのごとく。ジェイはそれを見て自然に走り出していた。なのはの静止を求める声も聞こえず、クシャルダオラが待つ門へと向かい、走った。 (クライド…見てるか?やっぱり時間はこっちの都合聞いちゃくれねぇみたいだ…!) 番外その五「クライド」 クライドについてのことが聞きたいって?物好きだな…アンタも。 名前:クライド・ハーヴェイっていうんだ。 防具:最後に見たときはレックスシリーズだったな…。 武器:よく片手剣を装備してきたよ。 性格:俺のわがままに笑顔で付き合ってくれたよ…。 その他:ん?あぁ、俺と同期のハンターだったやつさ。 俺と親分とクライドと初めてクシャルダオラを狩りに街へ行ったとき。追い込んだんだがこちらのアイテムが切れて徐々に形勢逆転。 ピンチに陥っちまった。そしたらあいつが大タルGはあるかって聞いてきてさ。あるって言ったら貸せっていうんだ。 貸したらクシャルダオラの着地地点に全部しかけてよ。着陸したと同時に片手剣で起爆。 クシャルダオラと一緒に爆風の中に消えちまったのさ。 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2567.html
第一話『運命の車輪~ホイール・オブ・フォーチュン~』 どんな場所でも、一人くらいは絶対の信頼を置かれている人物はいる。 時空管理局では“エース・オブ・エース”の高町なのは一等空尉等がそれに当たるだろう。 ここミッドチルダ南部にもそんな人物が一人。 だが、その人物の素性を外部の人間が聞いたら驚くのではないだろうか? 男の職業はギャング。 裏の世界の住人が一般市民に親しまれている。 この嘘の様な状況が成り立つのは、ひとえに男の人徳の所以だ。 男はギャングであったが堅気に迷惑を掛けた事は一切無い。 恐喝、闇金、麻薬、人身売買。 これらの全てを男は忌み嫌い、それを行う者全てを許さなかった。 男は決して法を破る事は無い――― 同業者以外の者にではあるが。 ならば何故、男は自らをギャングと呼ぶのか? 理由は単純。 男が他の組織を次々と潰して乗っ取っているからだ。 自分達に害を為すギャングを潰してくれてる上に、本人は人格者。 そんな男を嫌悪する一般市民がいるのだろうか? 彼の人気ときたら法の番人である管理局ですら彼に手出しできないほどであった。 局員の多くがテレビにしか存在しないと思っていた正義のヒーローを敬い。 ギャングと癒着して甘い汁を吸っていた者ですら、市民の反発を恐れて彼を見逃す羽目になっていた。 男がここへ来て半年。 南部にあるほとんどの組織は男によって解体され、市民の心もがっちりと掴んでいた。 男の名はブローノ・ブチャラティ。 ギャングでありながら、最もギャングを嫌う矛盾した存在。 そんな彼の事務所には今日も客人が二人。 「ブチャラティさん! 受かった! Bランク試験受かったよ!」 「そうか、そりゃよかったな」 「まぁ、ギリギリだったんですけどね……」 「それでも合格は合格だ。どれ、ケーキでも奢ってやろう」 「はいっ!ご馳走さんです」 事務所の扉を割りかねない勢いでやってきた来訪者。 はしゃぎながら入ってくる青と、落ち着いた様に見せようとするも今一喜びを隠しきれない橙。 一応ギャングのオフィスであるはずなのに二人は堂々と入ってゆく。 椅子に座って、なにやら地図を眺めているブチャラティ。 彼ももすっかり慣れたの様子で二人に対応する。 「あっ、ちょっと待っててくださいね。お茶淹れますから」 少女、ティアナ・ランスターがお茶を淹れようと走るのを制止するもう一人の少女スバル・ナカジマ。 「はははっ。ティアったら聞いてなかったの? ブチャラティさんがケーキを奢ってくれるんだからお茶は淹れなくていいのよ」 スバルに指摘されて真っ赤になるティアナ。 彼女も十分すぎるほどに舞い上がっていたという事だ。 それを認めたくないが故にティアナは苦しい嘘を重ねる。 「聞いてたわよ!でもね、行く途中に喉が渇くかもしれないじゃないの!?」 だが赤面したままの言い訳は逆効果となり、ついついブチャラティも笑ってしまう。 「ちょっと、ブチャラティさんまで笑わないでくださいよ!」 「すまんな。二人が微笑ましくてつい」 「そうやって私をからかう~」 そうやってむくれるティアナであったがブチャラティにはそんな意図は微塵も無い。 本当に彼は微笑ましく思っているのだ。 かつての仲間と同年代の彼女達が楽しそうにしていることを。 「ほら、分かったからさっさとケーキ屋に行くぞ。 スバルもあんまりティアナをからかうな」 「「はーい」」 ケーキ屋の途中で彼はすれ違う人々のほとんどから挨拶されている。 当たり前のように通行人たちと挨拶を交わすブチャラティを感心の目で見る二人。 「……やっぱり凄いですね」 「本当にビックリするよ。ブチャラティさんの人望には」 「散々派手にやっちまったからな。いやでも目立っちまうだけさ」 ケーキ屋までは徒歩で片道20分はかかる。 なんだかんだで話は流れて、Bランクの取得試験の話へと飛ぶ。 「それでね、私の憧れのなのはさんが目の前に立っててね」 「はいはい、アンタは興奮しすぎなのよ。ブチャラティさん困ってるでしょ?」 「いや、俺は大丈夫だ。続きを聞かせてくれないか?」 「それで、怒られたんだけど二次試験の権利をくれてね。それに合格した訳ですよ!」 「スバルらしい話だな」 嬉しそうに合格までの経緯を語るスバル。 それをたしなめながらも、さり気無く自慢気に話すティアナ。 二人の会話に基本相槌を打ちながらもちょくちょく質問を入れるブチャラティ。 実に平和な三人。 だが目的地のケーキ屋まで約半分。 スバルの声のトーンが急に変わった。 「それでね…私達、なのはさん達が創立する新部隊に転属する事が決まったの……」 俯きながら話すスバル。 そんな彼女を見てられなくなったのかティアナが話を引き継ぐ。 「で、機動六課。私達の転属先なんですが……中央区にあるんで、しばらくお別れになってしまうんですよ… すみませんね、食事前にこんな暗い話題しちゃって……」 唐突に告げられたしばしの別れ。 ギャングになり幾度も体験してきたそれはまたしても訪れる。 暗い沈黙だけが三人の周りを覆っていた。 そしてたどり着いたケーキ屋。 それぞれが好みのケーキを頼み、席に着く。 そこでスバルが口を開いた。 「ブチャラティさんが管理局……機動六課に入れば解決するんじゃないかな? ほら、前に見せてもらったスタンドさえあれば十分やってけるよ?」 一抹の期待を掛けたその言葉はあっけなく打ち破られる。 「すまないが俺は裏の世界の住人……管理局みたいな表舞台に出るのには相応しくない」 「そんな事ありません!あなたは…あなたほどこの地区の為に生きてきた人を私は知らないです!」 「ありがとうティアナ。だがな、まだこの町のギャングは全て潰してない。 潰すだけなら管理局でも出来るかもしれない。 だがな、ギャングはその程度じゃ始末がつかねぇんだ…… 後始末までキッチリやって完全に被害者を無くす、これは俺にしか出来ない。分かってくれ」 「でもッ!でもッッ!!」 必死で反論しようとするスバル。 だが、ブチャラティはそんな二人を怒鳴りつけた。 「でも何だ!?お前ら甘ったれてるんじゃねぇぞ!! その機動六課とやらは自分で選んだ道なんだ!俺一人位は切り捨てて見せろ!!」 「ッッ!」 今にも流れ落ちそうになる涙を必死に食い止める二人。 ブチャラティはその間にも店員に金を支払って店から出ようとする。 店員も止めようと思ったが止める事はできなかった。 ギャングの持つオーラ。 普段の温厚で親切な彼からは想像できない殺気が店員の口を止めた。 「すまんな、騒ぎを起こしちまって。これで勘弁してくれないか?」 店員に謝罪しながら、実際の代金とは零が一つ違う料金を差し出すブチャラティ。 「ああ、あんまり気にしすぎる事は無いぜ」 「感謝する」 奥から店長が出てきて、ブチャラティからお札を受け取る。 ゆっくり開く自動ドア。 そしてブチャラティは外へと出て行った―――― ☆ ★ ☆ いたたまれない空気に耐え切れずに店から出てゆく人々。 残された二人は暫らく無言を貫いていた。 20、30分は続いた痛々しい沈黙。 それを破ったティアナがポツポツと話し始める。 「私達…情けないわね」 「そうだねティア……私達はマンモーニだったのかもしれない」 「でも、ここで止まっちゃ私達は本当のマンモーニになっちゃうわよね?」 「うん!行かなくちゃ!行かなくちゃきっと私達は一生弱いままだ!」 「で、ブチャラティさんの行く先はわかんの?」 「うっ…………す、隅々から探せばいいんじゃないかな~なんて…」 「はぁ~。実際それしかないのが辛いところよね」 そういって店から飛び出る二人。 二人の目には既に迷いの色は消え去っていた。 いや、迷いどころか他の事は全く目に入らないらしい。 支払いを完全に忘れていた彼女達の幸運は、ブチャラティが既に代金を払い終わっていた事だろう。 走り続ける二人の脳裏に浮かぶのはあの日の出来事。 命を救ってもらったあの日。 自分達の正義を再確認させてもらったあの日。 そして、ブローノ・ブチャラティという名の正義に出会わせてもらったあの日。 二人はブチャラティに会って何を言うのかは決まってない。 だけど何か言わなくちゃいけない。 言わなかったら彼とは永遠に会うことが出来なくなる。 そんな気がしていたのだ。 ブチャラティさん、私達謝る! これからは自分の覚悟を曲げるような事は言わない! だから、だからこれがお別れなんてやめてよぅ…… そうよ!私達にはそれぞれ夢があるの! あなた一人と別れる位は耐えて見せるわ!! だから、だから最期くらいはきっちりと……ね? ☆ ★ ☆ やっちまったな… だが後悔はしていない。 あの程度で潰れるようならアイツらはそこまでだ。 だがな、俺は二人に期待してるんだぜ? これで成長してくれるといいんだがな…… ここで自分の面倒見のよさに苦笑するブチャラティ。 ジョルノ達は…… いや、俺の部下と比べるのが間違ってるな。 逆にアイツらは面倒の見甲斐が無さ過ぎる。 普通の15、16歳は彼女達みたいな感じなんだろうけどな。 どうも血生臭い世界に浸ってた所為で一般的な感覚が麻痺っちまってるみたいだ。 多少郷愁に浸りそうになるもようやく現実世界に帰ってくる。 しかし、彼は少々後悔した。 ここへ来てからはまだ日が浅い。 その上、現在地は謎の草原。 更に悪い事に、先ほどまで晴れ渡っていた天気は急変して、今にも雨が降りそうであった。 いや、降りそうなのではなくてもう降り始めていた。 ピシャ―ンという音を立てて落ちてくる雷。 彼だってイタリア人。 自分の身嗜みには非常に気を遣っていた。 そんな彼が自分の一張羅がずぶ濡れになるのを好むはずが無く、彼は巨木の下へと避難する。 その巨木の元に入った途端に、待ってましたとばかり大雨が降り出す。 困った事になったな。 これがブチャラティの素直な感想であった。 ここ最近の疲れが溜まってきてる上に、今日はずっと歩き続き。 そんな環境で疲れないはずが無い。 彼の体にはずっしりと睡魔がのしかかっていた。 そんな彼の指先が、よっかかっている木の傷に気が付く。 何となく気になって振り返りその傷を見る。 『FATE TESTAROSSA』 汚い字で彫られたそれは恐らく人名。 運命の名を冠する子供が何らかの機会にこの木の下で彫ったもの。 運命……か… 運命に翻弄されながらも最期まで抗い続けた自分の短い人生。 思えば…色々とあったよな 父と母の離婚 父についてゆくと決意した自分 恐らくここで俺の運命はある程度決まったのだろう 麻薬の取引に巻き込まれた父 病院に送られた父 報復に来るヤクの売人達 初めて人を殺した自分 そして…これが俺の人生最大の転機 パッショーネへの入団 スタンドの発現 個性的な部下達 ……麻薬を売る組織への失望 ゆるやかに死んでゆく俺 ジョルノとの出会い 幹部への昇進 俺らのチームにジョルノという名の黄金の旋風が吹き込んだ ボスの娘の護衛任務 ボスの裏切り ボスへの反逆 これが原因で俺は死んだ……だが俺は後悔してない… あんな世界でも俺は自分の信じる道を歩いてゆきたかった… 再び宿した生 倒れてゆく仲間達 鎮魂歌 そして……二度目の死 俺は遂に運命を解き放つことに成功した だが運命はそう簡単に俺を解放するつもりが無いらしい。 またもや俺は生を得る事となった。 それも異世界でだ。 自らの運命を頭の中で再び辿っていったブチャラティであったが、遂に睡魔に負けてしまったらしい。 スティッキー・フィンガーズの能力を使い、木に即席でベッドを作った。 何となくであったが名前の彫ってある部分を避けてだ。 名前の部分をあえて避けた理由は彼にも分からない。 彼の取り付けたジッパーなら完璧に復元できる。 頭の中では理解していても心が、フェイトとテスタロッサの文字を一時であっても切り離す事を拒んだのだ。 そして眠りに着くブチャラティ。 彼は果たして如何なる夢を見ているのだろうか? 眉一つ動かさないその寝顔からそれを察する事はできない――――― To be contenued…… 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1247.html
魔法少女リリカルBASARAStS ~その地に降り立つは戦国の鉄の城~ 第八話「戦国最強がいなくなった世界/戦国最強が戻ってきた世界」 「・・・・」 すっかりただの瓦礫となった機動六課本部。 その部隊長室だった場所に佇む部隊長、八神はやて。その手にはかつて本多忠勝が背負っていた紋章。 しかしその紋章もボロボロになる。肝心の本多忠勝は、死亡者扱い。はやてはやりきれない気持ちでいっぱいだった。 誰もいないその場所で、紋章を抱いて崩れ落ちるはやて。 「・・・守るって・・守るって約束したはずやのに・・・・したはずやのに・・・守れん・・かった・・・!!」 紋章に雫が一つ、それは優しき夜天の王の目から流れ落ちた、涙。 「さすがの俺様でも、こういうときは見守るに限るね・・・。」 元親に連れられ六課に来た佐助は物陰に隠れ、ポツリと呟く。 「で・・貴方達は忠勝さんの・・知り合いなんですか・・・。」 フェイトは一人の男と話をしている。が、非常に話しにくそうにしている。 理由は、その男が大きすぎるのだ。その身長は軽く行っている。 「うむ・・・。しかし本多が・・死んだだと?」 その男、豊臣秀吉はまだ疑っていた。 戦国最強であるはずの男が死んだ。にわかには信じられないことだ。 フェイトは目を逸らし、語るのも辛そうにしている。 「えぇ・・・。ガジェットドローンの大群にたった一人で挑んで・・・。」 「すまない、古傷を抉ってしまったようだな。」 「いいんです・・事実ですから・・それより、私と一緒に来てください。」 「応。」 秀吉、フェイトは長い廊下だった場所を、歩き始める。 「えっと・・じゃあ元親さんは忠勝さんの知り合い・・で、鬼ヶ島の鬼・・と?」 「見かけは人間に見えますが・・。」 「オイオイ、鬼ヶ島の鬼は通り名だ。意味を鵜呑みにするんじゃねぇよ。」 エリオ、キャロと話しているのは長曾我部元親。 彼はなのはに言われ、エリオとキャロをお見舞いに行って緊張をほぐしてきてほしいと言われここに来た。 ちなみに元親、子供は苦手だ。 (ったく・・・なんで俺がガキの相手を・・第一今落ち着くべきはアンタの方だろうが・・・) 心の中でぼやくが彼は気づいていない。 元親のおかげで少し、二人の表情は何か吹っ切れたような感じをしていた。 病院の一室に、風魔小太郎とスバルはいた。 だが、どちらも話そうとはしない。むしろ、この静寂が気持ちよかった。 スバルは風魔がお見舞いに来てくれたのでなんとか元気な姿を見せようと振舞った。 風魔のほうはスバルの言葉に耳を傾け、窓を開けて風景を眺めていた。 で、自分も何があるんだろうと思い、風景を眺めている。わずかに吹くそよ風、ゆれる木々、舞う葉。 「ねぇ、風魔さ・・・あれ?」 横を見ると、誰もいなかった。 「スバルー、入るわよー。」 同時に入ってきたティアナ。ティアナはスバルの顔を見るとちょっと意外そうだった。 「どうしたの?なんか、顔色、よくなってるわよ?」 「え・・ええ?そうかなぁ・・・?」 きっとそれは、風魔独自の励まし方・・・なのかもしれない。 結構無理やりだが。 「・・・かつ・・・ただ・・・・ただ・・・!」 どこからか自分を呼ぶ声が聞こえる。その声は懐かしく、聞きなれたもの。 声はだんだんと大きくなり、自分の視界も明るくなる。 「忠勝!!おぉ、起きたか忠勝!!はっはー!!」 大喜びで叫ぶ黄色い鎧を着けた男。それは自分もよく知ってる男であった。 主、徳川家康。主がここにいるということは、自分は戦国時代に戻ってきたのか? そんなことはありえない。自分は今敵と戦っている。早く起きて殲滅せねば!!ヴィヴィオが連れ去られる前に!! 「おわっ!?どうした忠勝!?」 現実は無情であった。見慣れた木造の壁。・・・本当に戻ってきたみたいだ。 何故だろう、いい気分が全然しない。 よく見ると体は上半身右半分、そして頭だけだ。喜ぶ主には悪いが、今自分はとても虫の居所が悪い。 だが、主は 「落ち着け!今この町一番の技師を呼んできて新しい体と武器を作ってやる!!そしたらもう一度オメェが行ってきた世界で、守りたいものを守るのだ!!」 やれやれ、主、私の頭の中を探りましたね。 「ただし!!条件がある!」 条件?何のことだろうか。主は満足げに三つの宝石を取り出した。 黒、金、桃の三つの宝石。 「まだ実験段階だが・・・持っていけ。きっとあっちでオメェの役に立つはずだ!」 新しい兵器ですか。わかりました。その条件、飲みましょう。しかし、早くしてくれると・・・ありがたい。 早く・・・ヴィヴィオを助けにいかねば!! その頃ミッドチルダでは機動してしまった聖王のゆりかごを止めるために戦艦、アースラに六課メンバーとHERO、つまり 風魔小太郎達が集められていた。途中で映し出されたニュースの映像、スカリエッティの犯行声明だった。 そこに映るは助けを呼ぶヴィヴィオ。ゆりかごの船首に仁王立ちする第六天魔王。 ガジェットドローンの大群。・・・そして、量産された戦国最強、本多忠勝。 アースラメンバーはその映像に驚愕しながらも、それぞれの戦場に赴く。 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/kobetsu/pages/17.html
2011/03/31 YOUさんからの課題 「劇場版リリカルなのはのストーリーが納得いかないんでお前が別のストーリー考えてくれ」 ということでやることになりました。 @前提条件@ 1. 前半のストーリーライン 2011/04のいつか 会議により決着。課題終了